ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カールーン湖」の意味・わかりやすい解説 カールーン湖カールーンこBirkat Qārūn 古代のモエリス湖の一部。エジプト中西部,ファイユーム県にあり,カイロ南西約 60~100kmに位置する海水面下の浅い湖。長さ 40kmの細長い形で,面積約 230km2。かつてはファイユーム・オアシスの大部分を占め,前 450年頃訪れたヘロドトスは,湖はモエリス王によって掘られた人造湖であると記している。初めはナイル川氾濫期の広大な遊水湖であったが,プトレマイオス2世により一部干拓され,農耕地となった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by