ガイガー石(読み)ガイガーせき

最新 地学事典 「ガイガー石」の解説

ガイガーせき
ガイガー石

geigerite

化学組成Mn5(AsO4)2(AsO3OH)2・10H2Oの鉱物。三斜晶系,空間群,格子定数a0.7944nm, b1.0691, c0.6770, α80.97°, β84.20°, γ81.85°,単位格子中1分子含む。微細な板状結晶の皮殻状集合。淡紅~淡緑灰色,半透明,ガラス光沢。劈開{010}に完全。硬度3~3.5,比重2.99~3.05。薄片では無色,屈折率α1.601, β1.630, γ1.660, 2V(-)~90°。Mnを少量のCaが置換。Mg置換体はクドバアイト(chudobaite)で,同構造。スイス,Falottaの変成マンガン鉱床からブランド石・肉砒石などのマンガン砒酸塩鉱物に伴う。日本では福島県いわき市御斎所鉱山のばら輝石を切る細脈から菱マンガン鉱・マンガンベルゼリウス石に伴う。名称はFalottaマンガン鉱床を研究したT.Geigerにちなむ。

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