がしん

精選版 日本国語大辞典 「がしん」の意味・読み・例文・類語

がしん

  1. 〘 名詞 〙 ( 「がし餓死)」の変化した語か )
  2. うえじに。
    1. [初出の実例]「がしんがいたれども万民わづらいないぞ」(出典:玉塵抄(1563)一五)
  3. 進んでやろうとする元気のないこと。いくじなし。人をののしっていう語。〔大坂繁花風土記(1814)〕
    1. [初出の実例]「銭のない程きらくなものはない〈略〉此結構な貧乏人によう成らんやつも、よっぽどがしんぢゃ」(出典:滑稽本・大わらい臍の西国(1861‐64頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android