最新 地学事典 「ガドリン石上族」の解説
ガドリンせきじょうぞく
ガドリン石上族
gadolinite-datolite supergroup
一般化学組成がA2MQ2T2 O8ϕ2で表されるネソ珪酸塩,リン酸塩,ヒ酸塩鉱物の上族。珪酸塩鉱物のガドリン石族とリン酸塩・ヒ酸塩鉱物のヘルデル石族に大別され,それぞれ,ガドリン石亜族(ガドリン石,興安石,ミナスジェライス石など)とダトー石亜族(ダトー石,ホミル石),ヘルデル石亜族(ヘルデル石,水酸ヘルデル石,ベルクスラーゲン石など)とドラッグマン石亜族(ドラッグマン石)に細分される。ガドリン石族,ヘルデル石族それぞれの構成種は,同形置換により固溶体を形成する。陽イオンの配列の揺らぎを詳細に見ると,基本構造は残しつつも,映進,2回らせん対称を失い,対称性が低下することが知られている。
執筆者:宮脇 律郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

