興安石(読み)ヒンガンせき

最新 地学事典 「興安石」の解説

ヒンガンせき
興安石

hingganite-(Y)

化学組成YBeSiO4(OH)のガドリン石亜族に属する珪酸塩鉱物。単斜晶系,空間群P21/a,格子定数a0.98830nm, b0.76091, c0.47423, β90.342°,単位格子中4分子含む。柱状結晶,ときに放射状,扇状の集合体,または針状結晶集合体。劈開なし,硬度6~7,比重4.06。ガラス光沢,乳白色・淡黄・淡緑・淡青色。二軸性正,屈折率α1.744~1.745, β1.752~1.753, γ1.765~1.773,2V(+)80°~117°,光分散r<v強。中国吉林省興安の苦鉄質花崗斑岩から石英・アルバイト・エジリン・ジルコン・モナズ石などを伴い発見,名は地名に由来。ガドリン石と同構造,鉄席が空孔となる代りにベリリウムに配位している酸素の一つが(OH)と置換し電荷を保つ(Fe2++2O2-=□+2(OH)-)。

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参照項目:ガドリン石
参照項目:ダトー石


こうあんせき
興安石

⇒ 興安(ひんがん)石

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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