がの

精選版 日本国語大辞典 「がの」の意味・読み・例文・類語

が‐の

  1. ( 格助詞「が」に名詞的用法の「の」が付いたもの ) 主として近世に見られる。
  2. (イ) 「…のもの」の意を表わす。
    1. [初出の実例]「やらおうら山しや、身どもがのは、これよりつっとかみで御ざる」(出典:虎明本狂言・餠酒(室町末‐近世初))
  3. (ロ) 数詞をうけ、「…に相当するもの」の意を表わす。「がもの」「がところ」ともいう。用法としては(イ)と同じ。
    1. [初出の実例]「下男目を覚し、何程がのと云、六借(むつかし)ながら壱文がのと云」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 何程 初出

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む