日本大百科全書(ニッポニカ) 「ガルデル」の意味・わかりやすい解説 ガルデルがるでるCarlos Gardel(1887―1935) アルゼンチン・タンゴの歌手。12月11日、フランスのトゥールーズに生まれる(異説もある)。4歳のとき母とともにブエノス・アイレスに渡り、働きながら歌とギターを習得して、1910年に歌手としてデビュー。11年ホセ・ラサーノと出会い、二重唱を組んで成功を収めた。のちソロ歌手として独立、17年『わが悲しみの夜』を録音して人気スターとなった。以後、レコードや映画に華々しい活躍を続け、不世出のタンゴ歌手として名声を博したが、35年6月24日、コロンビアのメデリン空港で飛行機事故で急逝した。[永田文夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例