ガンマ・ユニット(読み)がんまゆにっと(その他表記)gamma unit

知恵蔵 「ガンマ・ユニット」の解説

ガンマ・ユニット

開頭せずに脳や脳血管の病巣部を焼く放射線治療器。1968年、スウェーデンのL.レクセル教授らが開発した。ガンマ・ナイフとも呼ばれる。201本のコバルト60線源を半球状に並べると、焦点の病巣部には最高50グレイのガンマ線が集まる。誤差0.3mmという顕微鏡手術レベルの正確さで、手術不能な脳動静脈奇形、脳腫瘍などが対象。96年4月から保険適用になった。

(田辺功 朝日新聞記者 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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