翻訳|garpike
硬骨魚綱に属する鱗骨目ガーパイク科Lepisosteidaeの淡水魚の総称。東部アメリカ、中部アメリカ、キューバなどの淡水系に分布する。1属7種で、化石種は北アメリカ、ヨーロッパ、インドなどから産出する。おもに浅くて水草の繁った淡水域にすむが、カリブ海周辺のものはときには汽水域にもすむ。全長50センチメートル程度のものから、最大種は熱帯性のアリゲーターガーLepisosteus spatulaで、全長3メートルになる。口は細長く、歯は強大な針状である。体は延長し菱(ひし)形の硬鱗(こうりん)で覆われる。うきぶくろは単一形で不完全に左右2室に分かれ、肺の形態を備え、ある程度空気呼吸をする。脊椎(せきつい)骨は完全に硬骨化し、椎体は後部が内方にくぼむ。19世紀中ごろ中国大陸から報告された絵だけのガーパイクはいまだに謎(なぞ)である。
[中坊徹次]
「ガー科」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…鱗骨目鱗骨魚科Lepisosteidaeの淡水魚の総称。ガーパイクともいう。同類は新生代第三紀以後の化石種として知られているが,現生種としてはすべてこの科に属し,北アメリカおよび中央アメリカの川にすむ4種ほどがあるにすぎない。…
※「ガーパイク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加