キツネとブドウ(読み)きつねとぶどう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「キツネとブドウ」の意味・わかりやすい解説

キツネとブドウ
きつねとぶどう

イソップ寓話(ぐうわ)の一つ。おなかのすいたキツネが、ブドウ棚からブドウの房が下がっているのを見て、なんとかしてとりたいと思うが、どうしても届かない。キツネはついにあきらめて向こうへ行ってしまうが、失望を隠しながらこういう。「あれはまだ熟れてはいないんだ」。自分に力がなくてうまくいかないと周りの事情のせいにする人たちもいるものだ、という教訓がついている。

[小澤俊夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む