キビタス(その他表記)civitas

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キビタス」の意味・わかりやすい解説

キビタス
civitas

一般的には古代ローマにおいて市民権,都市,地方行政区,国家を意味する言葉。具体的には帝政期属州の民会,政務官を有する自由都市 (→ムニキピウム ) ,あるいは古ゲルマン人の部族共同体をさした。後者も民会を有し,歴史家タキツスによれば五十余の存在が知られている。また中世初期,ローマ時代の都市が司教座所在地となったとき,キビタスの名称が受継がれた。キビタスは人的集合体を意味する点で,権力装置としての国家 stato(state)とは異なる。

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