ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キムチェク市」の意味・わかりやすい解説 キムチェク(金策)〔市〕キムチェクKimch'aek 北朝鮮,ハムギョンプク (咸鏡北) 道の南部にあり,日本海に臨む港湾都市。北をソンジン (城津) 半島,南を陸繋島のキョグ (交亀) 山にはさまれたソンジン湾に臨む。 1898年開港し,1928年ハムギョン (咸鏡) 鉄道の開通,1941年ホチョン (虚川) 江水力発電所の完成などによって,工業都市として発達した。内陸から運ばれる鉄鉱石,石炭,黒鉛,マグネサイトなどの地下資源と電力によって,鉄鋼,造船,高周波焼き付け,マグネシウムなどの工業が行なわれ,キムチェク製鉄連合企業所,ソンジン製鋼所は特に規模が大きい。漁業も盛んであったが,遠洋漁業基地として整備され,魚肥の工場などもある。ソンジンと呼ばれていたが,朝鮮戦争で戦死した金策将軍にちなんで 1952年改名された。ピョンラ (平羅) 鉄道が通る。人口 17万 9000 (1987推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by