キャッシュ・マネジメント・サービス(読み)キャッシュマネジメントサービス(その他表記)cash management service; CMS

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

キャッシュ・マネジメント・サービス
キャッシュマネジメントサービス
cash management service; CMS

銀行と取引企業の間をコンピュータやパソコンネットで結び,企業が銀行取引に関する情報を端末機器を通して入手したり,金融取引を相互に連絡し合う一種ファームバンキング・サービス。伝票類が省けるため,企業の資金運用管理の効率化がはかれる。コンピュータや情報通信技術の発達に伴って 1970年代からおもに大手銀行を中心に導入されてきた。当初は個別銀行が CMSを企業に提供していたが 84年以降,都銀・長期信用・信託・農中グループ,地銀グループなど業態別の銀行が参加した CMSセンターがサービスを提供,複数銀行間の企業の金融決済などに利用されるまでになっている。

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