キュモン

百科事典マイペディア 「キュモン」の意味・わかりやすい解説

キュモン

ベルギーの考古学者,宗教史家。E.ローデ,H.ウーゼナーらに学ぶ。ヘント大学,ブリュッセル美術館勤務ののちは在野で活動した。ミトラス教,古代世界における来世観魔術占星術に関する研究は,図像史料総合,心性史への注目などの点で先駆的。ドゥラ・ユーロポス発掘調査でも知られる。主著《ミトラス密儀関連史料・遺物》2巻(1896年,1899年),《ローマ人葬礼象徴研究》(1942年)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android