キュモン

百科事典マイペディア 「キュモン」の意味・わかりやすい解説

キュモン

ベルギーの考古学者,宗教史家。E.ローデ,H.ウーゼナーらに学ぶ。ヘント大学,ブリュッセル美術館勤務ののちは在野で活動した。ミトラス教,古代世界における来世観魔術占星術に関する研究は,図像史料総合,心性史への注目などの点で先駆的。ドゥラ・ユーロポス発掘調査でも知られる。主著《ミトラス密儀関連史料・遺物》2巻(1896年,1899年),《ローマ人葬礼象徴研究》(1942年)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android