キリスト教会暦(読み)キリストきょうかいれき(その他表記)ecclesiastical calendar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キリスト教会暦」の意味・わかりやすい解説

キリスト教会暦
キリストきょうかいれき
ecclesiastical calendar

教会で毎年行う祝祭日を決めた暦。祝祭日には,クリスマス Christmas (キリスト降誕祭,12月 25日) ,公現祭 Epiphany (主顕祭ともいう。1月6日) ,聖母被昇天祭 Assumption (8月 15日) ,万聖節 All Saints' Day (諸聖人祭,11月1日) のように日取りの決ったものと,復活祭 Easterのように日取りの変るものとがある。ユリウス暦に週が採用されたのは 321年であるが,325年のニカイア公会議では,復活祭の日を春分後に起る最初の満月直後の日曜日とし,春分の日は3月 21日,満月は 19年法によると定めた。このように日取りの変る祝祭日には,復活祭のほかにキリスト昇天祭 Ascension (復活祭後第 40日目) ,聖霊降臨祭 Pentecost (復活祭後の第7日曜日) ,三位一体の祝日 Trinity Sunday (復活祭後の第8日曜日) がある。

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