キン・ゆきだおれ・うずめる

普及版 字通 の解説


15画

[字音] キン
[字訓] ゆきだおれ・うずめる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(きん)。飢饉のとき巫を焚いて祈る(かん)の形に従う。行き倒れの餓死者を道(どうきん)という。〔説文〕四下に「中の死人。人のなり」とあり、〔周礼、秋官、氏(さし)〕に「(も)し路に死するるときは、則ち埋めて(けつ)を置かしむ」という規定があり、その墓表を立てさせた。〔左伝、昭三年〕「相ひむ」というような状態が、古代には多かったのであろう。

[訓義]
1. ゆきだおれ、うえじに。
2. と通じ、うずめる、ゆきだおれをうずめる。
3. 覲と通用し、まみえる。

[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 ツカ・ウヅム

[語系]
ginは・饉ginと同声。みな一系の語。

[熟語]

[下接語]
・道・殍

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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