キーウェーティン(読み)きーうぇーてぃん(その他表記)District of Keewatin

日本大百科全書(ニッポニカ) 「キーウェーティン」の意味・わかりやすい解説

キーウェーティン
きーうぇーてぃん
District of Keewatin

カナダ北部、ヌナブート・テリトリー地区名。ハドソン湾北西部の陸寄りの北部と、ハドソン湾およびジェームズ湾内の島もこの地区に含まれる。面積59万平方キロメートル(淡水面積約2万5000平方キロメートルを含む)。人口約3万。1876年建設。1920年に南部の約半分をマニトバ、オンタリオ両州に分割され現在の境界が決まり、政府直轄地となって今日に至る。大部分は荒涼たるツンドラ帯に属する。

[山下脩二]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のキーウェーティンの言及

【ノースウェスト・テリトリーズ】より

…州都イェローナイフ。カナダ全土の3分の1余りを占め,三つの行政区,マッケンジーMackenzie,キーウェーティンKeewatin,フランクリンFranklinに分かれる。面積337万9683km2,人口6万5800(1995)。…

※「キーウェーティン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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