ぎこぎこ

精選版 日本国語大辞典 「ぎこぎこ」の意味・読み・例文・類語

ぎこ‐ぎこ

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. のこぎりで木を切ったり、舟を櫓(ろ)でこいだりする時などのような、固いものが互いにこすれあってたてる音を表わす語。
    1. [初出の実例]「乳母がよくギコギコお船はどうこと云って」(出典:牡丹の客(1909)〈永井荷風〉)
    2. 「ある日おとうが金切鋸でギコギコ角をきったよ」(出典:オキナワの少年(1971)〈東峰夫〉六)
  3. 固いものが、かどばって切り立っていたり、でこぼこに盛り上がっていたりするさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「肋骨のぎこぎこした胸は」(出典:黴(1911)〈徳田秋声〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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