ギヨーム・ダキテーヌ
ぎよーむだきてーぬ
Guillaume d'Aquitaine
(1071―1127)
フランス最古の吟遊詩人の一人で、アキテーヌ公(9世)でありポアチエ伯(7世)。フランス王をしのぐ広大な領地を領有し、1101~02年の十字軍にも参加したが、品行不方正のかどで数度にわたり教会から破門された。現存する11編の詩は彼の性向を映し、ときに淫蕩(いんとう)かつ自由奔放、叙情味と繊細さにあふれ、彼が「11世紀のビヨン」とよばれるゆえんである。
[目黒士門]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のギヨーム・ダキテーヌの言及
【ギヨーム[9世]】より
…フランス中世の諸侯の一人で,詩人として名を残した。通称ギヨーム・ダキテーヌGuillaume(/)d’Aquitaine。アキテーヌ公として,またポアティエ伯として,国王をしのぐ広大な所領の持主であった。…
※「ギヨーム・ダキテーヌ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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