日本歴史地名大系 「クサンル」の解説 クサンルくさんる 北海道:宗谷支庁稚内市クサンルアイヌ語に由来する地名。コタン名のほか、河川名などとしてもみえる。「クサンル」(「蝦夷日誌」二編、「観国録」)、「クシヤンル」(西蝦夷地日記・廻浦日記)、「クシヤル」(行程記)、「クサンルー」(西蝦夷日誌)などと記される。「西蝦夷地日記」に「夷家あり」とある(文化四年九月一九日条)。「行程記」に「此所にて下道と出合なり」とあり、下道はルイランから「ノツシヤフ岬」を回ってくる道のことで、「クサシルといへる所にて本道と出合」うとある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by