クズイルオルダ(英語表記)Kzyl-Orda

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クズイルオルダ」の意味・わかりやすい解説

クズイルオルダ
Kzyl-Orda

カザフスタン南部,クズイルオルダ州州都。シルダリア下流部右岸に位置する。 19世紀前半コカンド・ハン (浩罕汗) 国の要塞アクメチェチ Ak-Mechet'として建設された。 1853年ロシア領となり,ペロフスク Perovskと改称。十月革命後アクメチェチに戻ったが,1925年クズイルオルダ (カザフ語で「赤い町」の意) と改称し,1929年までカザフ自治共和国の首都であった。厚紙製靴縫製,家具,食品 (食肉乳製品) ,機械部品,建設資材などの工業が行なわれる。教育大学がある。キルギスの首都タシケントとロシアのオレンブルグを結ぶ鉄道が通る。人口 15万 8200 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android