クムレン

化学辞典 第2版 「クムレン」の解説

クムレン
クムレン
cumulene

脂肪族不飽和炭化水素のうち,プロパジエン(CH2=C=CH2)に代表される集積二重結合(cumulative double bond)をもった化合物の総称.

R2C=(C=)nCR2

のような一般式で表される.置換基をもたないクムレン類は反応性に富み,一般に不安定であるが,かさ高い置換基やアリール置換基をもつものは比較的安定であり,多くの化合物が合成されている.両端の sp2 炭素とその間のsp炭素までの炭素骨格は直線状であるが,二重結合の数により末端の置換基の方向が異なるのが特徴である.したがって,非対称置換クムレンのうち,二重結合を偶数個もつものは光学異性体が存在し,奇数個の二重結合のものでは幾何異性体が存在する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...

ノーベル賞の用語解説を読む