クラフトジン

共同通信ニュース用語解説 「クラフトジン」の解説

クラフトジン

明確な定義はないが、大麦などを原料とした蒸留酒ジンの中で、一般的には特に素材や製法にこだわったものを指す。英国皮切り各国で流行し、高価格帯の商品が多い。焼酎などの製造ノウハウを生かせるほかウイスキーのような長期の熟成時間を必要としないこともあり、日本でも酒造会社の参入が目立つ。サントリースピリッツ(東京)の推計によると、日本では1本22・5ドル(約2450円)以上のジン出荷量が、2018年に前年の約1・8倍となった。

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知恵蔵mini 「クラフトジン」の解説

クラフトジン

ベースとなるスピリッツの製法や香味成分のボタニカル(ハーブ、果皮、スパイス)の選別配合に独自性を打ち出したプレミアムジンのこと。クラフトビールのように明確な定義はないが、小規模の工場で生産される場合が多い。ジンはウイスキーなど他の酒類に比べて製法上の制限が少なく、個性が出しやすいことから、近年ではイギリスやオランダ以外の国々でもクラフトジンの生産が行われ、人気を集めている。日本でも2016年以降、地方や大手の酒造メーカーがお茶(玉露)、ゆず山椒といった日本独特の植物成分を使った和製クラフトジンを相次いで発売し、話題を呼んでいる。

(2017-12-19)

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