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大麦 オオムギ

デジタル大辞泉の解説

おお‐むぎ〔おほ‐〕【大麦】

イネ科の一年草。高さ約1メートル。茎は中空で、節間は長い。葉は幅広く白緑色。太い円柱形の穂をつくり、長い芒(のぎ)がある。穂の形により六条大麦・四条大麦・二条大麦に分けられ、食用のほか、醤油味噌ビールなどの原料にする。茎は帽子などの細工物に使う。かちがた。ふとむぎ。 夏》

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食の医学館の解説

おおむぎ【大麦】

《栄養と働き》
 大麦(おおむぎ)は穂の形によって、おもに六条種と二条種にわけられます。六条種は粒が6列につくもので、麦味噌(むぎみそ)、麦茶(むぎちゃ)、麦焼酎(むぎしょうちゅう)にも利用されるなど、食用にされる種類です。二条種は粒が2列につき、ウイスキービールの原料にされます。
 食用とされている大麦は、おもに押し麦、丸麦、白麦などの形で売られています。
 なかでも一般的で馴染(なじ)み深いのは押し麦でしょう。これは、加熱してやわらかくしてからローラーで平たく圧したものです。
水溶性食物繊維が腸内の善玉菌をふやす〉
○栄養成分としての働き
 大麦にはビタミンB2カルシウム食物繊維が精白米よりも多く含まれています。
 食後に胃がはる人、口内炎(こうないえん)ができやすい人、便秘(べんぴ)の人は大麦を主食にすると効果的です。
 食物繊維は水溶性繊維が多く、腸内の善玉菌をふやし、腸の働きを活発にします。
 その結果、体内の老廃物や余分なコレステロールの排泄(はいせつ)をうながし、便秘はもちろん、脳梗塞(のうこうそく)や心筋梗塞(しんきんこうそく)の原因となる高脂血症(こうしけっしょう)の予防にもつながります。
 大麦は非常に消化がよいのが特徴で、白米の3分の1の時間で消化されます。そのため、胃腸の弱い人や胃下垂(いかすい)ぎみの人には最適な食材といえます。
○漢方的な働き
 中国ではかっけに効く漢方薬としても使われているといいます。最近では、薬用として大麦のモヤシ「大麦芽(だいばくが)」が多用されているそうです。
《調理のポイント
 精白されたものはビタミン類が激減するので、ビタミンB1などが強化された強化精麦を利用するのがおすすめです。
 大麦の食べ方というと、とろろ汁をかけて食べる麦めしがよく知られています。麦めしの米と麦の割合は、8対2が目安。
 六条麦は麦茶の原料としても利用されていますが、これは六条麦を殻付きのまま炒(い)って、熱湯で煮だしたものです。
○注意すべきこと
 体を冷やす作用があるので、冷え症の人はとりすぎないほうがいいでしょう。

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大辞林 第三版の解説

おおむぎ【大麦】

イネ科の一年草。秋まきとすることが多い。古くから穀物として栽培される。茎は高さ約80センチメートル、コムギに比べ短くかたい葉を互生する。また、成熟が早い。花穂は直立し、中軸の両側に交互に小穂を三個ずつ密につけ、小穂には一小花がある。穂の形によって六条大麦・四条大麦・二条大麦に分け、ともに穎果えいかと穎とが離れやすいものを裸麦、癒着しているものを皮麦という。穎果は食用、ビール・味噌などの原料とし、稈かんは帽子やストローにした。古名フトムギ・カチカタ。

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