クルスク州(読み)クルスク(その他表記)Kursk

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クルスク州」の意味・わかりやすい解説

クルスク〔州〕
クルスク
Kursk

ロシア西部の州。州都クルスク。中央ロシア高地南部に位置し,西はウクライナ共和国に接する。広い河谷によって分断された波状丘陵から成り,大部分がドネプル川水系のセイム川流域に属する。森林ステップ地帯に入る。大陸性気候で,平均気温は1月-9℃,7月 22℃。年降水量 500mm。地味の豊かな中央黒土帯にある農業地帯で,コムギライムギテンサイ,タイマ,ジャガイモなどの栽培と養豚が主要農業部門である。工業部門では農産物加工を中心に,機械 (電気,製粉鉱山) ,化学 (ゴム,肥料,繊維) などの工業がある。 1950年代からクルスク異常磁域 (クルスク州を中心にオリョール州ベルゴロド州にかけて広がる磁気異常地域) にある大規模な鉄鉱床の開発が始り,州北西部のジェレズノゴルスクなどで鉄鉱石の産出がふえている。交通はクルスクから放射状に延びる鉄道と,モスクワからクリミア半島へ通じるハイウェーが中心である。面積2万 9800km2。人口 133万 6100 (1991推計) 。

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