クルーズ県(読み)クルーズ(その他表記)Creuse

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クルーズ県」の意味・わかりやすい解説

クルーズ〔県〕
クルーズ
Creuse

フランス中部,リムーザン地域 (レジオン) の県。県都ゲレ。マルシュ地方,マシフサントラル (中央山地) の北西部を占め,大部分は結晶岩質か花崗岩の古い基盤層の台地から成る。この台地を深く刻むクルーズ川が南東から北西に流れて県を2分し,諸河川には多くのダムが建設されている。気候は寒冷湿潤で,やせた酸性土の地域が多く,ウシの飼育を中心とする牧畜地帯を形成。南西部では穀物ジャガイモを産する。中央部のクルーズ川に沿うアウンに小炭田があり,小さな鉱石採掘場が散在するが,工業は伝統的なオービュッソンタペストリーとカーペット,および木工業がある程度。人口流出地域で,人口 5000以上の町はゲレとオービュッソンの2つにすぎない。面積 5565km2。人口 13万 1349 (1990) 。

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