クルーズ県(読み)クルーズ(その他表記)Creuse

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クルーズ県」の意味・わかりやすい解説

クルーズ〔県〕
クルーズ
Creuse

フランス中部,リムーザン地域 (レジオン) の県。県都ゲレ。マルシュ地方,マシフサントラル (中央山地) の北西部を占め,大部分は結晶岩質か花崗岩の古い基盤層の台地から成る。この台地を深く刻むクルーズ川が南東から北西に流れて県を2分し,諸河川には多くのダムが建設されている。気候は寒冷湿潤で,やせた酸性土の地域が多く,ウシの飼育を中心とする牧畜地帯を形成。南西部では穀物ジャガイモを産する。中央部のクルーズ川に沿うアウンに小炭田があり,小さな鉱石採掘場が散在するが,工業は伝統的なオービュッソンタペストリーとカーペット,および木工業がある程度。人口流出地域で,人口 5000以上の町はゲレとオービュッソンの2つにすぎない。面積 5565km2。人口 13万 1349 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む