クロコスミア(その他表記)Crocosmia; montbretia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クロコスミア」の意味・わかりやすい解説

クロコスミア
Crocosmia; montbretia

アヤメ科クロコスミア属の総称。アフリカ原産の球根植物で,園芸的には旧属名であるモントブレチア Montbretiaの名が浸透している。最も普通に栽培され,モントブレチアの通名で呼ばれる代表格は,ヒメヒオウギズイセン C.× crocosmifloraで,クロコスミア・ポットシー C.pottsiiヒオウギズイセンとの交雑種である。葉は剣状で細い花茎が分枝し,3~5の穂状花序をつける。花は筒状花で6裂し,花色は緋橙色を基本に,品種によって鮮黄色から濃赤色までの幅がある。ときには斜面の土留めに利用されるほどじょうぶで育てやすい。荒れ地や道路沿いに半野生化していることもある。日当りさえよければ数年間植えたままでよく育つ。花つきが悪くなってきたら,3~4月頃に株分けして植替える。

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