ヒオウギズイセン(読み)ヒオウギズイセン(その他表記)Crocosmia aurea

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒオウギズイセン」の意味・わかりやすい解説

ヒオウギズイセン(桧扇水仙)
ヒオウギズイセン
Crocosmia aurea

アヤメ科の多年草。南アフリカのインド洋沿岸地方の原産で,観賞用に栽培される。日本には明治年間に輸入されたが,今はまれである。高さ約 1m。地下に扁球形の根茎があり,側方に「つる枝」を出して繁殖する。葉は根生して2列に並び,幅約 2cmの剣状,下部は直立し上部は彎曲して垂れる。盛夏,葉心に1茎を出して分枝した穂状花序をつけ,20個内外の花を開く。花は橙黄色,漏斗状で径3~4cm,花筒は細長くやや彎曲し,6花被片は平開し倒披針形。おしべは3本。花糸は花柱とともに糸状で,花冠上に高く突出する。蒴果は円形で3室からなり凹頭。和名は葉がヒオウギ (檜扇)に,花がスイセン (水仙)に似ることによる。

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