クーク石(読み)クークせき

最新 地学事典 「クーク石」の解説

クークせき
クーク石

cookeite

化学組成LiAl4(Si3Al)O10OH8 緑泥石族に属する層状珪酸塩鉱物。単斜晶系,空間群C2/m, 格子定数a0.5163nm, b0.8957, c1.4235, β97.07°, 単位格子中2分子含む。八面体シートにLiを含むディオクタヘドラル型。層間の水酸化物シートはほぼ3八面体である。そのため2-3八面体緑泥石とも呼ばれる。四面体シートに少量のBとBeが入ることあり。アルカリイオンなどは2:1層と水酸化物シートの間の六角環中にあると考えられている。八面体シートの陽イオンの数は5であるが,5.35位まで変化する。白,黄緑または桃色の擬六方板状結晶。劈開雲母状{001}完全。撓とう曲性はあるが弾力はない。硬度2.5, 比重2.65程度。顕微鏡下では無色,二軸性正,2V(+)38°~48°,Z⊥(001),屈折率α1.576, β1.578, γ1.590。劈開片は,中心が一軸性で縁辺部が6個の二軸性部に分かれる場合がある。ペグマタイト・ろう石鉱床・ボーキサイト鉱床などに産する。鉱物名はJ.P.Cookeにちなむ。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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