最新 地学事典 「グメリン沸石」の解説
グメリンふっせき
グメリン沸石
gmelinite
沸石族,グメリン沸石系列の鉱物。一般式(Ca0.5, Na, K)4(Si8Al4O22)・11H2Oで表わされ,現在灰グメリン沸石(gmelinite-Ca),ソーダグメリン沸石(gmelinite-Na),カリグメリン沸石(gmelinite-K)が知られている。以下は種を特定しないグメリン沸石の諸性質である。六方晶系,空間群P63/mmc, 格子定数a1.362~1.381nm, c0.997~1.025。小さな柱面を伴う六角両錐状。菱沸石と連晶をなすことが多く,グメリン沸石は桃色・帯赤色,菱沸石は白色・帯黄色と色で区別可。ガラス光沢透明ないし半透明。劈開{1010}良好,断口不規則,もろい,硬度4.5, 比重2.04〜2.17。一軸性正,まれに負,屈折率ω1.476~1.494, ε1.474~1.480, ときに二軸性(±)。主に玄武岩質溶岩や関連する火山岩の杏仁孔中に方沸石・菱沸石・ソーダ沸石などとともに産する。名称は鉱物学者であり分析化学者のC.G.Gmelin(1792~1860)にちなむ。
執筆者:青木 義和・中牟田 義博・松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

