菱沸石(読み)りょうふっせき

最新 地学事典 「菱沸石」の解説

りょうふっせき
菱沸石

chabazite

沸石族,菱沸石系列の名前。現在までにCa, K, Na, Mg, Srを主成分とする5種類が知られている。例えば,chabazite-Caでは,化学組成Ca2(Al4Si8 O24)・13H2O。本来三斜晶系,空間群,格子定数a0.941nm, b0.942, c0.942, α94°11′, β94°16′, γ94°21′,単位格子中2分子含む。実際の結晶は三斜晶系の部分が複雑に集合し,三方晶系,a1.371~1.386nm, c1.500~1.542を擬する。通常白・赤白,透明・半透明でガラス光沢を有する菱面体結晶。[0001]で貫入双晶をなす。劈開{}貧弱,硬度4.5, 比重2.05~2.10。透過光下では無色,二軸性正または負,複屈折率低,主屈折率1.48,底面薄片は異なった光学性をもつ6個の部分に分けられる。塩酸で分解。玄武岩・安山岩などの割れ目や小孔中に他の沸石鉱物とともに産する。ギリシア語のchabaziosまたはkhalazios(あられ,またはひょう)から命名。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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