グリセロ糖脂質(読み)グリセロトウシシツ

化学辞典 第2版 「グリセロ糖脂質」の解説

グリセロ糖脂質
グリセロトウシシツ
glyceroglycolipid, glycosylglyceride

糖脂質一種グリセリンの脂肪酸ジエステルがグリコシル化された構造をもつ細胞膜成分の一つ.高等植物の葉緑体やグラム陽性菌では総脂質の85~95% をも占める.ガラクトシルジアシルグリセロールなどの中性グリセロ糖脂質のほか,糖部がウロン酸であったり,硫酸基やリン酸基で修飾された酸性グリセロ糖脂質が知られており,それらの構成成分にはきわめて多様性がある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「グリセロ糖脂質」の解説

グリセロ糖脂質

 糖脂質のうち,アルコール部分がグリセロールであるもの.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のグリセロ糖脂質の言及

【脂質】より

…神経組織に多く,脳にはスフィンゴミエリンが多量に存在する(図4)。
[グリセロ糖脂質glyceroglycolipid]
 グリコシルジグリセリドともいう。糖はグルコースまたはガラクトースであることが多い(図5)。…

※「グリセロ糖脂質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む