グレイ‐ブラッグの式(その他表記)Gray-Bragg formula

法則の辞典 「グレイ‐ブラッグの式」の解説

グレイ‐ブラッグの式【Gray-Bragg formula】

電離放射線を固体物質などが吸収するときの吸収線量を表す式.「ブラッググレイ空洞原理」,あるいは「ブラッグ‐グレイの式」ということもある.固体物質中に空洞をつくって特定気体を封入し,その気体の電離量を測定することで,固体物質の気体に対する吸収線量を求める.気体中の単位質量当たりの電離損失Eg,物質aの単位質量当たりの電離損失を Ea としたとき

EaR(a/g) Eg

と表せる.ここで R(a/g) は固体大気帯の質量阻止能の比である.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android