グレートデーン種(その他表記)Great Dane

翻訳|Great Dane

改訂新版 世界大百科事典 「グレートデーン種」の意味・わかりやすい解説

グレート・デーン[種]
Great Dane

原産地がドイツの家庭犬。マスチフ子孫で,古くはどうもうなイノシシ猟に活躍し,猟性能の点はアイリッシュ・ウルフハウンドの,スピードの点はグレーハウンドの血液を混ぜて改良されたという。当時は勇猛敏しょうで力強く,単独でもよくイノシシを倒したと伝えられる。狩猟が行われなくなって以来,頑強で巨大な体軀(たいく)を残し,温和で柔順な性格に育種改良された。ドイツの宰相ビスマルクがこのイヌを護身犬としてひざもとにおいた話は有名。また狭いアパートの部屋でも容易に飼いうる唯一の巨大犬であるといわれる。頭は大きく,口吻は太く,筋骨たくましく,均整のとれたイヌで,美しい立ち耳に断耳される習慣がある。断耳は狩猟時代,野獣に耳を食い裂かれるのを防いだなごりだという。被毛は短く,毛色はファウン(茶色),ブリンドル(虎毛色),スチール・ブルー(鉄さび色),黒色,ハルクイン(白地に黒色斑)など。体高は雄70~90cm,雌70~80cm,体重は雄55kg以上,雌45kg以上の超大型種。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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