現代外国人名録2016 の解説
グロ・ハルレム ブルントラント
Gro Harlem Brundtland
- 職業・肩書
- 政治家,医師 元世界保健機関(WHO)事務局長,元ノルウェー首相,元国連気候変動に関する事務総長特使
- 国籍
- ノルウェー
- 生年月日
- 1939年4月20日
- 出生地
- オスロ
- 学歴
- オスロ大学医学部卒,ハーバード大学大学院公衆衛生学〔1965年〕修士課程修了
- 学位
- 博士号(オスロ大学)〔1963年〕, M.A.(公衆衛生学・ハーバード大学)
- 受賞
- ノエル賞政治指導者賞(国連女性開発基金・第1回)〔1990年〕,ブループラネット賞(第13回)〔2004年〕,北九州市環境賞大賞〔2006年〕,KYOTO地球環境の殿堂(第1回)〔2009年〕
- 経歴
- 父はノルウェー労働党創成期の大政治家。大学卒業後、小児科医として病院に勤務。子供の環境保護や女性の中絶公認運動などに力を入れ、社会派の医師として労働党幹部に認められた。1974〜79年環境相、’75年労働党副党首に抜擢される。’77年以降国会議員(’97年まで)、’78年国会外交委員長。’81年4月〜’92年11月労働党党首。’81年2月41歳で首相となり(同年10月まで)、サッチャー首相に次ぎ欧州2人目の女性首相と騒がれた。’86年5月〜’89年10月再び首相。’90年11月〜’96年10月3度目の首相を務める。この間、’84年から2年半、国連環境計画(UNEP)の“環境と開発に関する世界委員会”(ブルントラント委員会)委員長を務め、同委員会の報告書「我ら共有の未来」の中で“持続可能な開発”という概念を初めて打ち出した。’89年3月欧州自由貿易連合(EFTA)首脳会議議長。’97年国連副事務総長、’98年7月〜2003年7月世界保健機関(WHO)事務局長。2007年5月〜2009年国連気候変動に関する事務総長特使。主著に「世界で仕事をするということ」(2004年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報