ケイ光抗体法(読み)ケイこうこうたいほう(その他表記)fluorescent antibody method

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケイ光抗体法」の意味・わかりやすい解説

ケイ光抗体法
ケイこうこうたいほう
fluorescent antibody method

目的物質に対する抗体をつくり,これにケイ光色素を組込んだものをその物質と結合させ,ケイ光顕微鏡によって検鏡して,その細胞内の所在,消長などを検知する技法。組織の固定・染色という操作を行わず,また鋭敏に,対象目的物質の細胞内でのあり方を調べることができる。原理は A.H.クーンズによる (1942) が,1960年代以降とりわけ急速に,細胞化学,組織化学での代表的技法の一つとなった。抗体と結合させる色素の例としては,フルオレッセイン誘導体やジメチルアミノナフタレンスルホニルクロライド (ANS) がある。細胞・組織内の各種蛋白質,侵入ウイルスや細菌成分,蛋白質性のホルモンなどが検出対象となる。

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