けじめを取る(読み)けじめをとる

精選版 日本国語大辞典 「けじめを取る」の意味・読み・例文・類語

けじめ を 取(と)

  1. 機先を制して、優劣強弱の差をはっきりとつける。
    1. [初出の実例]「時平最初にけぢめをとられ、大きにせき」(出典:浄瑠璃・天神記(1714)一)
  2. 動きのとれないように念を押す。だめを押して、きめつける。
    1. [初出の実例]「向うからけじめ取(ト)られたら悪うござりまする程に、よう気を静めて物仰しゃりませ」(出典:歌舞伎・敵討安栄録(1796)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android