百科事典マイペディア 「ケ・ブランリ美術館」の意味・わかりやすい解説 ケ・ブランリ美術館【ケブランリびじゅつかん】 フランスの国立美術館。パリ,セーヌ川のブランリ河岸(ケ・ブランリ)にある。ヨーロッパ芸術を主とするルーブル美術館,オルセー美術館とは異なり,文化の多様性,西洋以外の文明に焦点を当てる美術館としてシラク大統領が構想したもの。1995年建設に着手し,2006年6月開館した。設計は建築家ヌーベル。トロカデロ広場のシャイヨー宮にあった人類博物館の収蔵品を引き継ぎ,アフリカ,オセアニア,アジアの美術・工芸品のほか,楽器,祭具や生活用品などの文化人類学の資料約30万点を所蔵する。→関連項目パリ 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報