ケムシヒザラガイ(読み)けむしひざらがい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ケムシヒザラガイ」の意味・わかりやすい解説

ケムシヒザラガイ
けむしひざらがい / 毛虫石鼈貝
[学] Cryptoplax japonica

軟体動物門多板綱ケハダヒザラガイ科のヒザラガイ。北海道南部から九州にかけて、岩礁潮間帯の小石の下などにすむ。体長68ミリメートル、体幅20ミリメートルぐらいで、やや長い虫のようである。殻板は小さく、前方の4個は互いに接するが、後方の4個は離れている。肉帯は淡黄褐色幅広横縞(よこじま)がある。

[奥谷喬司]

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世界大百科事典(旧版)内のケムシヒザラガイの言及

【ヒザラガイ(石鼈貝)】より

…殻は通常重なり,前後端の殻は半円形で,中間の6枚は横長で山形に膨れる。種類によってはババガセのように後方へ片寄った種,ケムシヒザラガイのように殻が小さく離れている種,オオバンヒザラガイのように殻が肉帯でおおわれ外に現れない種などがある。殻のまわりの肉帯は通常小鱗や小棘(しようきよく)が密生している。…

※「ケムシヒザラガイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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