岩石学辞典 「ケリファイト状組織」の解説 ケリファイト状組織 橄欖(かんらん)石のまわりに二次的な放射状の繊維状組織の鉱物が形成され,同心円状の縁を形成している組織[Rosenbusch : 1907].眼斑組織(ocellar texture)と同じ.潜晶質物質または繊維状鉱物の平行または放射状の集合体からなる周辺帯が,マグマ活動の後の反応で周囲の鉱物と反応してできたもの.斑糲(はんれい)岩では輝石と斜長石の間にケリファイト・リム(kely-phitic rim)が形成される[Bowes : 1989]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報