岩石学辞典 「眼斑組織」の解説 眼斑組織 小さい円状の組織で,ケリファイト構造(kelyphitic structure)と同じ[Rosenbusch : 1907].ネフェリンを含む岩石などで見られる組織で,ネフェリンやリューサイトなどの大きく成長した自形結晶の縁に沿って,その接線方向や放射状に黒雲母や輝石などの異なった種類の微細な結晶が配列し自形結晶を縁取りした組織である[Judd : 1886].クラスレイト(clathrate)組織に似た組織である[Bowes : 1989].斑状変晶組織では変晶が眼球状の集合体を形成する.ほぼ球形の物体で,薄片で円く卵形のものを目玉(ocellus)という(複数形はocelli).ラテン語でocellusは小さな目の意. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報