ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケルト海」の意味・わかりやすい解説 ケルト海ケルトかいCeltic Sea 大西洋の一部で,アイルランド南岸とブルターニュ半島間の大陸棚上の水域に対して海洋学者が命名したもの。イギリス海峡とはランズエンド岬とウェサン島を結ぶ線によって分けられる。海底地形の特色は北東-南西方向に配列した多数の海底隆起物の存在である。堆積物は他のイギリス周辺の海と同様に,広範な粒径分布に特徴がある。泥または泥質砂以外に細粒砂が分布し,ところどころ岩片や礫が分布する。塩分濃度は,中央部で 35.3‰,アイリッシュ海との間で 34.8‰。水温は中央部で年間6℃の幅があり,沿岸近くではさらに大きくなる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by