ケーク精練(読み)ケークせいれん(その他表記)Cake bleaching

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケーク精練」の意味・わかりやすい解説

ケーク精練
ケークせいれん
Cake bleaching

普通レーヨン糸をつくる場合,口金から糸状で紡出されたビスコースは,伸ばし,よりをかけ,ポットという工程部品の中に巻かれる。このポットの中に巻かれた状態のビスコース糸の塊を俗にケーク cakeという。これを小穴のあいたケーク精練機の管に通し,管の内部から硫化ナトリウム溶液を通じてビスコース糸の中の硫黄を溶解し取除く。また水や漂白剤溶液を通じて水洗い,漂白などをし,仕上げをする。遠心式,シャワー式などの方法がある。

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