通し(読み)トオシ

デジタル大辞泉 「通し」の意味・読み・例文・類語

とおし〔とほし〕【通し】

はじめから終わりまで切れ目なく続いていること。また、切れ目がなく、一続きになっていること。「閉店まで通しで働く」
途中で乗り換えたり宿泊したりしないで目的地まで直行すること。
料理屋注文料理の前に出す、酒のさかなとしての簡単な料理。突き出し。おとおし。とおしもの。
通し狂言」の略。「四谷怪談通しで上演する」

どおし〔どほし〕【通し】

[語素]動詞の連用形に付いて、その動作状態が続く意を表す。「働き通し」「座り通し

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「通し」の解説

とおし【通し】

飲食店で、注文した料理ができるまでの間に酒の肴(さかな)として出す簡単な料理。◇「お通し」の形で用いることが多い。「つき出し」ともいう。

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android