ゲルマニウム酸塩(読み)ゲルマニウムサンエン

化学辞典 第2版 「ゲルマニウム酸塩」の解説

ゲルマニウム酸塩
ゲルマニウムサンエン
germanate

一定組成のゲルマニウム酸は単離されていないが,酸化ゲルマニウム(Ⅳ)と強塩基性の金属酸化物とから生じる塩.その組成からほかの酸の塩と同じく,いわゆるオルトゲルマニウム酸塩M4GeO4,メタゲルマニウム酸塩M2Ge2O3があり,そのほか二ゲルマニウム酸塩M2Ge2O5,四ゲルマニウム酸塩M2Ge4O9などもある.Mがアルカリ金属のときのみ水に可溶.ゲルマニウム酸ビスマス(BGO,Bi4Ge3O12)は,CTPETなどにも使用されるγ線スペクトロメーター用の蛍光体として多用されている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む