ゲル化防止剤(読み)ゲルカボウシザイ

化学辞典 第2版 「ゲル化防止剤」の解説

ゲル化防止剤
ゲルカボウシザイ
antigelling agent

一般に,ラテックスが凝固してゲル化するのを防止するために加える安定剤をいう.たとえば,天然ゴムラテックスは,酵素などの影響により自然凝固し,ゲル化するが,アルカリ性では,ゴム粒子が負電荷を帯びて安定化する.この場合の安定剤としては,アンモニア,KOHなどが使用される.また合成ゴムでは,酸素紫外線,熱などによりラテックス(エマルション)のゲル化が起こる.このような場合には,紫外線吸収剤などを加えることによりゲル化を防止できる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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