げんぷく

精選版 日本国語大辞典 「げんぷく」の意味・読み・例文・類語

げん‐ぷく【服】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「げんぶく」とも )
  2. 晴れ着。美しいきもの。
    1. [初出の実例]「柳陌臨江縟桃源通海泛仙舟」(出典万葉集(8C後)一七・晩春三日遊覧詩)
    2. [その他の文献]〔左思‐蜀都賦〕
  3. 黒色の衣。〔陸機‐豪士賦序〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のげんぷくの言及

【ボラ(鯔)】より

…出世魚の一つで,稚魚から成魚まで段階別に各地でいろいろな名で呼ばれる。代表的なものはハク,ゲンプク,キララゴ(全長2~3cm),オボコ,オボッコ,イナッコ,スバシリ(3~18cm),イナ(18~30cm),ボラ(30cm以上)で,とくに大きくなったものをトド(〈とどのつまり〉の語源)という。縁起のよい魚として親しまれ,昔は尾頭付きの膳に出されることが多く,とくに,〈お食い初め〉の膳にはとんとん拍子に出世するということで欠かせないものであった。…

※「げんぷく」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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