コアフ(その他表記)coiffe

改訂新版 世界大百科事典 「コアフ」の意味・わかりやすい解説

コアフ
coiffe

フランスブルターニュ地方で使われている女性のかぶりもの。もともと強い風や日焼けを防ぐために中世以来用いられてきた。リボン状の布を髪に直接編みこんだものから,ししゅうやドローン・ワークを施したハンカチーフ,手拭状の布を着けるようになり,形も大きく高くなり,しだいに実用から装飾的なものへと変化していった。現代では祭りの日に多く見られるが,ポンラベ,カンペールの村々などでは日常にも着用されている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android