コアフ(その他表記)coiffe

改訂新版 世界大百科事典 「コアフ」の意味・わかりやすい解説

コアフ
coiffe

フランスブルターニュ地方で使われている女性のかぶりもの。もともと強い風や日焼けを防ぐために中世以来用いられてきた。リボン状の布を髪に直接編みこんだものから,ししゅうやドローン・ワークを施したハンカチーフ,手拭状の布を着けるようになり,形も大きく高くなり,しだいに実用から装飾的なものへと変化していった。現代では祭りの日に多く見られるが,ポンラベ,カンペールの村々などでは日常にも着用されている。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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