コエレ=シリア(その他表記)Coele-Syria; Koilē Syria

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コエレ=シリア」の意味・わかりやすい解説

コエレ=シリア
Coele-Syria; Koilē Syria

窪地シリアとも呼ばれる。レバノン,アンティレバノン両山脈の間を南北に広がる平原古名。コエレはギリシア語コイロスに由来し,「窪地」の意。現アルビカー地方。肥沃農産物 (小麦,ぶどうなど) を豊富に産する。この名称は前3~2世紀にプトレマイオス朝セレウコス朝が争っていた時代には,シリア南部の大部分を含むさらに広い範囲を意味する場合もあった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む