法則の辞典 の解説 コスター‐クローニヒ遷移【Coster-Kronig transition】 広い意味でのオージェ遷移の一種.原子の内角に空孔が生じたとき,普通のオージェ遷移では外角の電子がここへ遷移し,そのエネルギーによって外角電子が電離放出されるが,コスター‐クローニヒ遷移では,中間殻に空孔が生じたとき,まず同じ電子殻内の電子がこれを埋めて,同時に外角電子の電離放出が起こる. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報